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トピックス

2020.02.17 トーナメント

関東初戦、土方隼斗が2年連続で制覇!

第36回関東オープン@ビリヤード・ロサ

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2月16日(日)、JPBA東日本男子の開幕戦となる『第36回関東オープン(東G3)』の決勝トーナメントが、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』を会場に開催され、15日にビリヤード・ロサを含めた都内の4ヶ所のビリヤード場で行われた予選を勝ち上がったプロ13名、アマチュア3名、計16名のプレイヤーが、テンボール、8ラック先取、ランダムラック、勝者ブレイクで優勝を争った。

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決勝会場となった池袋『ビリヤード・ロサ』


朝一番のベスト16戦からハイレベルな戦いが続いた中で、ベスト4に勝ち残ったのは、開幕戦の関西オープンで勝利を挙げ、2月11日に行われた『2020 Predator World 10ball Championship 日本予選』でも勝利し、本戦出場権を獲得した羅立文、その羅に日本予選決勝で敗れたものの同じく出場権を手にした土方隼斗と、高橋邦彦東條紘典の4名。

土方vs高橋、羅vs東條の対戦となった準決勝はどちらも見応えのある好ゲームとなる。まず土方vs高橋の戦いは序盤、高橋の2度のスクラッチミスなどもあり土方がポイントを先行するが、土方も内垣建一との1回戦での5回のマスワリの原動力となったブレイクに苦しみ走り切ることができず、中盤までは競った展開となる。試合はここから動き、5-5から抜け出した土方が8-5で勝利したが、随所に見られた両者の高いレベルでの攻防は、目の肥えたギャラリーを魅了するものであった。

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3位タイ・高橋邦彦


一方の羅vs東條は、ベスト8戦で嶋野聖大に先にリーチをかけられながらも、冷静かつ精密なプレーで逆転勝利を果たした羅が、盤石のプレーで序盤からリードを保って7-3でリーチ。しかし、取り切り態勢に入り勝利目前だった羅の一つのスクラッチが展開を大きく変える。

東條が一つ返して4-7で迎えた第12ラック、④で再び上がりのチャンスを得た羅が、サイドバンクを決めたものの再びスクラッチ。これが羅の今大会最後のショットとなった。ラストチャンスをものした東條がしっかり取り切って5-7。ここから、自らレベルアップを実感しているというブレイクが決まり、3連続マスワリで8-7と大逆転勝利を果たした。

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3位タイ・羅立文


昨年のJPBAランキングはプロ入り以来自身最高位の15位とアベレージを上げ続け、この日も見事な勝ち上がりを見せていた東條と昨年大会の覇者でもある土方の決勝戦。両者のプレーぶりから接戦も予想されたが、結果はトーナメントを決勝まで戦い抜くスタミナと経験値が勝負を分ける形となった。

序盤のシュートミス2つで0-2と先行を許した東條が、続く2ラックを何とか取り返して同点に追いついたが、ここからシュートミス、スクラッチでチャンスを逃すと、この試合でもブレイクに苦しんでいた土方が第7ラックのマスワリで一気に5-2とリードを広げる。

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準優勝・東條紘典


この後も互いにブレイクが決まらず、どちらもランアウトを重ねる展開にはならなかったが、最終局面にあってもショット精度が落ちなかった土方がまずは7-3でリーチ。ここから何とか粘って2点を返した東條であったが、第13ラックのセーフティ戦の後、①ー⑨キャノンをコールしたジャンプショットで無念のファウル。これを逃すことなく取り切った土方が8-5で勝利し、今季初優勝を大会2連覇で飾った。

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大会入賞者。左からベストアマ・持永隼史、3位タイ・羅、優勝・土方、準優勝・東條、3位タイ・高橋


決勝を戦った2人はもちろんのこと、トップランカー、ベテランからトップアマまでが数々の好ゲームを繰り広げた今大会は、ハイレベルなビリヤードトーナメントの面白さが凝縮され、今シーズンのさらなる盛り上がりを十分に予感させるものであった。JPBA東日本男子の次戦は、3月8日(日)に決勝日を迎える『東日本グランプリ第1戦』。見逃せない戦いはまだ始まったばかりだ。