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2019.11.08 選手情報

【第52回全日本選手権SP_Vol.8】JPBA女子トップランカー No.2

JPBAランキング2位:栗林美幸

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11月18日(月)より開催される『第52回 全日本選手権大会 寬仁親王牌』。長い1年の締めくくりである本大会は、国内で唯一にして最高峰の『SG1』グレードの大会で、頂点に立つことを誰もが一度は憧れ、夢見る舞台でもある。そこで今回は全日本の舞台で活躍が期待される男女JPBAランキングトップ5をご紹介していきたい。

女子のランキング2位に着けるのは2540ptで栗林美幸だ。香川県出身、プロ入りは'03年の37期生。デビュー当初からコンスタントに成績を残して知名度を上げていくと、'08年には優勝6回、準優勝1回と圧倒的な成績を残し、初の日本ランキング1位となった。'10年には同じくJPBAプロである栗林達と入籍し、'11年〜13年は出産・育児により休会。本格復帰した'14年では『関西レディースオープン』・『大阪クイーンズオープン』で優勝するなど、およそ2年のブランクを微塵も感じさせない強さを見せた。ランキングも'14年から常にトップ5をキープしており、夫の栗林達と共に『JPBA最強夫婦』と呼ばれている。

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全日本女子プロツアー第3戦では、決勝で河原千尋を破り今季3勝目を挙げた


今季は『関西レディースオープン』・『CPBAクイーンズオープン』・『全日本女子プロツアー第3戦』を優勝、『関東レディースオープン』・『大阪クイーンズオープン』・『ジャパンオープン』・『東海レディースグランプリ』・『九州レディースオープン』を3位と、今年行われた女子公式戦10戦のうち、8戦で表彰台に上がっている。特にジャパンオープンでは日本人唯一の決勝日進出者となり、海外勢と激闘を繰り広げた。

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これまでの『全日本』最高成績は'17年の準優勝。ステージ2予選を勝者側から突破した栗林はベスト32でトップアマの原口さゆりを9−3、ベスト16で台湾の若手プレイヤー謝喻雯をヒルヒルで破り、それまでの自身最高成績と並ぶベスト8へ進出。ベスト8では土師理恵子との戦いを9−5で制し準決勝へと進んだ。その準決勝ではベスト16で優勝候補と目されていた韓雨(中国)をマスワリ量産で圧倒した青木知枝(当時は旧姓の藤田)との対戦に。勝敗予想の難しい試合になるかと思われたが、結果は栗林がテンポの良いシュートと、巧みなセーフティで青木を1点に抑えて決勝の舞台へ上がった。

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'16年に3度目の『ジャパンオープン』優勝を果たした。残すは『全日本』のみ


'17年までに栗林は『ジャパンオープン』3度の優勝経験がありながら、全日本では準決勝以上に進んだことが無く、この年が初の準決勝・決勝進出だった。もう一方の山を勝ち上がってきたのはこれまでの全日本特集で平口結貴梶谷景美の記事でも登場し、日本人の全日本タイトル獲得の夢を阻み続けてきた"世界最強"陳思明(中国)。その年の陳は『アムウェイオープン』・『チャイナオープン』・『ワールドゲームズ』・『女子ナインボール世界選手権』と4つの大会で優勝し、まさに破竹の勢いで全日本へとやって来ていた。

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'17年大会決勝によって栗林もまた陳の犠牲者の1人となった


第1ラックを幸先良く取った栗林だったが、初の決勝戦ということで重圧も大きかったことだろう。その後は準決勝まで見せていたようなプレーをすることはできず、度重なるシュートミス、⑨インスクラッチなどミスが多発。カウント1−6の時点で流れを断ち切るべくタイムアウトを取ったが、流れが変わることも無く最終的に1−9と大敗を喫した。

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この結果を踏まえ栗林は今後の課題として「知識、技術、全てにおいてもっともっと上手くなること」、「陳にリベンジ?そういう考えはありません。相手は関係ないので。」と本誌'18年1月号にて語ってくれた。また、今年10月にCUE'S YouTubeチャンネルで公開した『金子昇の道場破り-栗林美幸 ミニレッスン編-』で、金子からモチベーションの保ち方を質問された際にも「まだまだできないことも知らないことも多いのでモチベーションが下がったことは無いです」 と答えており、トッププロとして活躍をし続けても未だ冷めることの無いビリヤードへの情熱でさらなる高み、そして目標とし続けている『ママプロで日本一』を叶えるべく、今年の『全日本』で再びファイナルの舞台を目指す。