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2019.08.19 トーナメント

北谷好宏が二桁勝利に王手!

西日本グランプリ第4戦

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優勝:北谷好宏


8月17日の土曜日。南国土佐、高知市の『ザ プール フェローズ』(予選は『ファイブアンドハーフ』、『プレイプラン』を併用)において、『西日本グランプリ第4戦』が開催された。同シリーズが高知県で開かれたのは初のこととあって、近県から選手や観戦者も訪れて、西日本で活躍するトーナメントプロとの対戦や交流を楽しむ姿が見受けられた。フォーマットは定型となっているテンボールの8ラック先取(ベスト16からは7ラック先取)。

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決勝会場の『プールフェローズ』


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会場内


予選を通過した14名の選手(プロ13人、アマ1人)に前回優勝シードの杉原匡とスポンサーシードの山川英樹が揃ったところで、前回から行われている選手紹介を交えた公開抽選に。プレイヤーの経歴や個性がわかると親近感も感じられ、ギャラリーの雰囲気も良くなっていると見受けられた。ベスト16はテーブルを4台に絞って2回転で進められた。なおつい先日、テンボール世界選手権3位入賞を果たした吉岡正登を目当てに地元の『高知さんさんテレビ』の取材も会場で行われ、高知でグランプリが開催されたことを『ビリヤード』のPRとしても活用する喜ばしい形となった。

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試合前には選手と観客による集合写真が撮られた


結果、ベスト8に進出を果たしたのは、枠順に能勢勇作浅野正人、吉岡、木原弘貴、北谷好宏、山川、大阪のアマチュアである酒井隼人、田中雅明というメンバーに。特筆すべきは九州支部から3名が残ったこと。そして快進撃を見せたアマチュアの酒井は田中の猛追を振り切る形で、この日はプロを相手に4連勝という快挙を遂げた。こうして準決勝は浅野vs吉岡の大阪マサト対決と北谷と酒井のプロアマ対決に。

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3位タイ:浅野正人


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3位タイ:酒井隼人


マサト対決は吉岡がスタートから6連取のリーチで一気にゲームを決めたかに見えたが、反撃に出た浅野もランアウトで応戦して3点を返す。しかしここでチャンスを得た吉岡が「コンディションが良くてマクられるかもしれないと思った」と点差以上のプレッシャーを感じつつ取り切って終了となった。一方のテーブルでは酒井が3-1と序盤でリードを奪うが、ここから北谷が攻勢に転じると酒井にも僅かな狂いが生じて、北谷がシリーズ9戦ぶりの決勝進出を果たした。

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前回準優勝の井上美紀が3戦目にして初優勝となった


なお第3戦から併催されている『グランプリクイーンズ』には、今回は最多となる12名がエントリー。「どうせなら」とグランプリ本戦に出場した選手も少なくなく、中でも愛媛の太田典子は男子プロ2人を倒す快進撃を見せ、ベスト32で稲川雄一に敗れるも「女子アマ史上初となる決勝トーナメントにあと一歩」に迫る活躍を見せた。グランプリレディースの方は3戦連続参戦となる大阪の井上美紀が地元高知の萩野直子をフルセットの末に破って初優勝を飾った。終了後に井上は「とにかく楽しいの一言です」と、前戦に続くグランプリとレディースのダブル出場が充実した一日であったことをほのめかした。

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今季吉岡は4度のグランプリで3位タイ(第1戦)、優勝(第2戦)、準優勝(第4戦)と、好調を維持している


そして本戦のファイナルは巧みなセーフティなどで主導権を握った北谷が4-1と先行し、さらに吉岡が1点を献上する形で5-1とリードを広げる。しかし吉岡が第7ラックの3番でスーパーショットから取り切り、さらにマスワリで世界3位の美技を披露。だが次ラックのブレイクでスクラッチを喫してしまい流れは再び北谷に向かう。北谷も長い一日の疲れからか最高の状態ではなかったものの、6-3でリーチをかけると、最後は6番で見事なセーフティを決め、自身国内公式戦9度目となる優勝を飾った。

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北谷は2年前のグランプリ第5戦以来となる公式戦優勝となった


「四国は相性のよい場所。グランプリの開催は5度目でその全てで決勝戦を撞いています。今回は『優勝を狙う』と言えるような仕上がりではなかったけれど、こういう優勝もあるのだなって。とにかく嬉しいです」と、安堵の表情を見せた北谷。二桁勝利はいつ実現するのかに注目していきたい。なお北谷はこの優勝が40回目の表彰台であったことも付記しておく。こうして幕を下ろしたグランプリ。翌日は清流仁淀川で夏休みイベントも盛大に開かれた。こちらのレポートは近日お届けする。

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写真左から3位タイ:浅野正人、準優勝:吉岡正登、優勝:北谷好宏、3位タイ:酒井隼人


※決勝戦の映像は後日CBNTで配信予定です。どうぞお楽しみに!

by Akira TAKATA