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2018.07.04 ジャパンオープン

【JOカウントダウン Vol.20】THE FINAL RACK その3

2016 Men's 10-ball Final

数々の激闘が30年間に渡って繰り広げられてきたジャパンオープン。中でも記憶に残るドラマが数多く生み出されてきたJOのクライマックス、決勝戦のファイナルラックを映像と共に振り返る「THE FINAL RACK」をJOカウントダウンでお届けしている。今回は2016年男子決勝戦だ。

およそ20年ぶりにベスト4を日本勢が独占した2016年の男子ジャパンオープン。ファイナルは2013年にリー・バン・コルテッザを下して日本人として10年ぶりにJOの優勝を飾った土方隼斗と、昨年に続き駒を進めた栗林達の対決となった。

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土方隼斗


土方のブレイクからスタートした第1ラックは、取り出しが見えずも栗林のシュートミスから土方が先制した。続く第2ラックから第4ラックまで土方のブレイクも一切取り出しが見えず。しかし、セーフティ戦をきっちりと制し続けた土方が一気に4−0まで走る。中でも、第4ラックでは栗林にチャンスが回るも的球が穴前に残る痛恨のシュートミス。対象的に土方が出しミスをカバーする派手なバンクショットで会場を大きく沸かせながらの得点で、栗林にとっては一層苦しい展開のまま試合は後半へとさしかかる。

ブレイク後の取り出しが初めて見えた第5ラックも土方が栗林のセーフティミスから得点。次の第6ラックでようやく栗林が初点を挙げてラックカウントは1−5になった。しかしそこからの逆転は許されなかった。

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栗林達


次のラックでは、プレッシャーもあってか、栗林はセーフティをまたもミス。易しくは残らないものの、そのミスを取りこぼさないところが土方の強さだろう。これまでのラックと同じようににきっちりと取り切り6−1。

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第8ラックはブレイクキューでのジャンプショットを見事に決めてから取り切りだった


次の第8ラックも栗林のセーフミスから土方が取り切り、と同じ流れ。そして7−1で迎えた第9ラック、ブレイクの感触も掴めてきた土方がようやくこのゲーム初のマスワリでリーチ。最後もマスワリで決めたい土方が第10ラックのブレイクへ向かう......



チャンスを捉えて逃さない勝負強さで得点を重ねた土方がJO2度目の制覇を果たした2016年の男子JO。最終ラックでは、声援が聞こえてくる場面もあった。「試合の盛り上がりは観客が作る」と解説の内垣建一プロが言う通り、土方は声援後の最終ラックをとても楽しそうに撞いていた。 今年もそんな盛り上がるJOにしたい。