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2018.05.07 トーナメント

田中雅明が西GPキング再襲名へ

2018 西日本グランプリ第2戦

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西日本グランプリ13勝目を飾った田中雅明


田中雅明が西日本のグランプリキングに再度名乗りを上げた。

5月6日(日)に大阪の『玉出ビリヤードACE』(予選は『タツミ』『No.1』併用)で開催された『西日本グランプリ第2戦』において、田中がファイナルで安定感を増す杉原匡を破り、5年ぶり13度目となる西GP制覇を果たした。ナインボールの交互ブレイクというスリリングなゲームだが、一日を通じて安定感を見せた田中。公式戦の優勝は2015年秋の『東海グランプリ』以来だ。

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会場の『玉出ビリヤードACE』


この日、注目を集めていたのは女子の河原千尋。女子アマ、男子プロ、男子アマといういずれも強豪として知られるプレイヤーを撃破しての決勝(ベスト16)進出。ここで原口俊行と対戦した河原は、6-1と早々にリーチをかけるも原口が堅実な取り切りを重ねジワジワと追い上げる展開に。終盤は両者が重圧の中で手に汗を握るゲームを披露して、総力戦の末フルゲームで原口が薄氷を踏み渡る勝利を決めた。なお、この最終ラックの8番はこの日一番の拍手を集めていた。

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今期アベレージが上がっている原口俊行


また同じくベスト16で動きがあったのは前回優勝の竹中寛。決勝シードを持つ竹中は、朝から大会運営を担い決勝開始時間前にキューを握って調整を行った。だが相手の和田敏幸がこの日はいつも以上にリズムよくランナウトの山を築いていき、序盤から保ったリードのまま逃げ切る形でスピード決着となった。なお九州の北谷好宏英貴の兄弟が揃ってベスト8入りを果たしたが、今回は揃って5位タイで終了となった。

そして準決勝は田中vs飯間智也、原口vs杉原のカードに。田中と飯間は中盤で4-2とリードを奪った田中が、そのままスコアで並ばれることなく7-5。原口と杉原は4-0のスタートダッシュを決めた杉原が7-1と押し切った。試合の回転を追うごとに勝負強さを見せるのは最近の杉原の持ち味。

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JPBA西日本ランキングでは4月現在首位の竹中を追い2位の飯間智也


田中と杉原のファイナルは3-3まで五分の展開に。その後も両者がブレイク番を得点につなげられない混戦ムードの中、田中が僅かにスコアでリードを保ってゲームは終盤に入り、6-4リーチで迎えた第11ラック。2番で好機を得た田中が、技と我慢を織り交ぜた取り切りでゲームボールまで繋げた。

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こちらもアベレージを上げてきている杉原匡


田中はこれで西GPの優勝数では東に戻った大井直幸(16勝)を除くと最多勝となる13勝。西GPは奇しくも彼がJBCからJPBAに復帰した2004年に始動し、その年に8戦中3戦を制する活躍を見せた。以降も着実に優勝数を伸ばして、3人しか到達していない西GP二桁勝利もマーク。(川端聡が10勝)そして特筆すべきはGPファイナル勝率で、この優勝によって決勝戦の戦績は13勝3敗と勝率8割超えをキープする。

終了後にコメントを求めると「嬉しいですね」と満面の笑みを見せた田中。「決して自分の中のイメージはよくなかったのですが、最後まであきらめることなく撞けたことが結果につながったのではないかと思います」と一日を振り返った。一昨年から『Pool and sports Ring』のオープンと同時に店長を務め、同店で大勢の仲間に応援をしてされる立場であったことから「まず一勝、を目標にしてきたので、これを機に何かを掴めるとよいのですが」と、期待に応えられたという安堵と今後の自分への期待をほのめかした。次戦は一週間後、田中の地元である京都の『サンク』で開催される。

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大会ベスト4:左から、3位タイ・飯間智也、優勝・田中雅明、準優勝・杉原匡、3位タイ・原口俊行



By Akira TAKATA