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ルール

7 フィートの専用テーブルとともに日本に初上陸した『イングリッシュ・エイト』(E8)。
この特設ページでは『CUE'S』本誌と連動し、英国で絶大な人気を誇る同ゲームの魅力を掘り下げて行きます。

基本情報 ゲームの流れ ファウル その他

#01 どんなゲーム?

頭脳戦が楽しいニューゲーム

ポケットビリヤードのエイトボール(以下、エイトボール) との違いの1つとしてイエ ローボール、ブルーボール( もしくはレッド)を自分のグループボールとして使用します。
グループボールはどの的球からポケットしても構わないので、狙いやすい的球からポケットしていくことができるという部分は同じです。ただし、テーブルの特性やルールの微妙な違いにより、頭脳戦の駆け引きが必要とされます。技術ももちろん大切ですが、それだけでは勝てないこともあるという部分がE8 の最大の魅力です。

ゲームの基本ルール

■ゲームの目的
相手より先に8番ボールを落とす

■基本ルールのポイント
ブレイクショットの後、自分のグループボールをシュートして行きます。全てのグループボールをポケットにシュートした後、8番ボールをポケットします。また、グループボール決定後はプレーの権利を持っているプレイヤーはショットの際、最初に必ず自分のグループボールに手球をヒットさせなければなりません。

■使用するボール
イエローボール7個、ブルーボール( もしくはレッド)7 個、ブラックボール1個、キューボール( 手球/白)

ラックの組み方

8番ボールを真ん中に置き、その他のボールは任意。スポット( フットスポット) 上に8 番ボールが来るように配置します。英国の公式戦などでは右図のような並べ方をしています。

#02 ゲームの流れ

Step1 対戦形式と順番の決定

8番ボールがポケットされた時点で1ラックが終了して1ポイントとなるので、対戦する際には、あらかじめ5ラック(ゲーム)先取や7ラック先取などと対戦形式を決めます。先攻後攻はじゃんけん、コイントス、バンキング( ラグ) などによって決められます。また、コインテーブルでの対戦では1セットマッチの勝ち残り戦でおこなわれる場合が多くなっています。同じプレイヤーで連戦する場合は、負けたプレイヤーがプレーに必要な額を投入して再戦するか、毎回プレイヤー同士がそれぞれプレー料金を半額づつ支払うかなど、各々で決める必要があるでしょう。

Step2 ブレイクショット

ブレイクショットはボークエリア内から行います。現在の主流のスタイルは、ボークラインの中央から、左右いずれかに少しずれた位置から行うのが一般的となっています。そして、先攻のプレイヤーがブレイクショットを行ってゲーム開始。ブレイクショットはエイトボールと異なり、組んだラックに当たりさえすればラックのどこを狙っても構いません。また、ソフトブレイク( 的球を散らばらせないブレイク) をしてもいいし、力強いショットでラックを割りに行くこともできます。従って、戦略によって自由にブレイクショットを行うことができます。

Step3 グループボールの決定

ブレイクショットでファウルすることなくイエローかブルー( もしくはレッド) がポケットされた場合、そのままプレーを続行し、何もポケットできなかった場合とファウルを犯した場合はターンが変わります。この時点でのテーブル上はまだどちらのプレイヤーのグループボールも決定していない「オープンテーブル」の状態です。

ブレイクショットでポケットしたカラーを選択する場合は相手プレイヤーに口頭で、ポケットしたカラーを選ぶことを伝えましょう。その時点で互いのグループボールが決まり、スムーズにゲームを進められます。または、ブレイクの次のショットでブレイクで入ったカラーに手球を最初にヒットさせれば、シュートの成否に関係なくそのカラーがグループボールとなります。

ポケットしたカラーを選ばない場合は、次のショットでボールをポケットできればその色をグループボールとすることができます。シュートミスした場合は次のプレイヤーが「オープンテーブル」でプレー再開となります。

Step4 ラックの決着

自分のグループボールが決まったら、どんどん自分のカラーをポケットして8番ボールを相手より先にポケットしましょう。なお、コールショットは最後の8番ボールのみ必要です。8 番ボールをポケットしたら、そのプレイヤーがそのラックに勝利したことになります。

#03 ファウル

E8 のファウル

エイトボールで他のポケットビリヤードの競技と共通するファウルは、イングリッシュ・エイトでもその多くがファウルとして扱われています。ただし、ノークッションファウルはイングリッシュ・エイトにはありません。ポケットビリヤードに慣れ親しんでいるプレイヤーにとっては、馴染みのないルールでしょう。セーフティの際にその利点を有効に使えます。8番ボール限定のファウルもエイトボールとそのルールの多くが似ています。詳しくは右下の表に列記してあります。ファウルをしたプレイヤーの対戦相手には、2ショット・ルール(後述)という大きなアドバンテージが与えられるのが特徴です。
共通のファウルの例:ノーヒットファウル、スクラッチ、2 度撞き、球触りなど

■相手のグループボールをポケットインしたら
イングリッシュ・エイトでは、いかなる状況であっても相手のグループボールをポケットしてしまうと、ファウルの対象となります。それは自分のグループボールに先にヒットしていたとしても例外ではありません。


タッチングボールにおけるファウル

イングリッシュ・エイトでは手球と的球がタッチしている状況の場合、そこから撞く際に、タッチしている的球がわずかにでも動いてしまったらファウルとなります。従ってポケットビリヤードとは解釈が異なるので注意が必要です。

ファウル後のプレー再開

イングリッシュ・エイトでは、必ずしもファウルの後、ボールインハンド( フリーボール) になる訳ではありません。スクラッチ以外のファウルの場合はキューボールが止まった場所からのプレー再開となります。

対戦相手に与えられる権利

■2 ショット・ルール
エイトボールとは大きく異なるルールです。2 ショット・ルールを与えられたプレイヤーは、2 ターン分プレーすることができます。大きなアドバンテージを得られるので、相手のファウルを上手く狙うのもE8の大切な戦略と言えます。
2ターンの例:シュート成功→成功→失敗→成功→失敗で2 ターンが終了

■2 ショット時のオープン・テーブル
2 ショット・ルールの際の、1 番最初のショットは、1 ショット限定で「オープン・テーブル」になります。その1 球だけはテーブル上のどの的球を狙っても構いません。ポケットインさえしなければ、8 番ボールにもヒットさせることができます。

その他

E8は英国全土でプレーされているため、ローカルルールなども多く存在します。また、E8 は対戦するプレイヤーのレベルによって、ルールを変える場合も多数あります。以下にその一部を紹介しておきますので、それぞれのレベルに合わせて楽しむ工夫をしてみましょう。

■レベル差がある場合が一般的な措置
・2 ショットルールの有無
・ノークッションファウルの有無
・ファウル時は8番ボールのみ1ショット
・ブレイクショット時のファウルはボークエリア内から1ショット
・ラストボールラストポケット(最後のグループボールを入れたポケットに8ボールを入れなければならない)

■コインテーブルでプレーする場合のブレイクエース
上述の通り、コインテーブルは一度ポケットした的球はテーブルに戻せない仕組みとなっているため、ブレイクで8番ボールがポケットされた場合はブレイクしたプレイヤーの勝利となるのが一般的な解釈です。

福田豊 (ふくだ・ゆたか)
「ジャパニーズドラゴン」の愛称で知られる日本のスヌーカー界における第一人者。イギリス留学中にスヌーカーを始め、帰国後には「スヌーカージャパンオープン」7連覇など輝かしい戦績を残す。現在はこ れまでの経験を活かし、国内のキュースポーツ全般の普及にも尽力する。
「Welcome to English 8」は
『CUE’ S』7月号から連載開始!!

イングリッシュ・エイトを日本に持ち込んだ張本人・福田豊氏のインタビューから、ゲームの魅力に迫ります。果たして、英国でのE8の人気とは!? 詳しくはP70〜74へ!!
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